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2025年09月12日

年々高まるエルメス バーキンの希少価値と未来予測

三重県津市丸之内のブランド品・貴金属・高額買取専門店の

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本日は、「年々高まるエルメス バーキンの希少価値と未来予測」についてご紹介します。

 

エルメス バーキンバッグは、単なるラグジュアリーアイテムを超え、世界中の投資家や富裕層から「ポートフォリオ分散の選択肢」として真剣に検討される投資対象へと進化しました。その圧倒的な希少価値と安定した価格上昇は、伝統的な投資市場を上回るパフォーマンスを示し続けています。本記事では、バーキンの希少価値の推移と将来の市場予測について、データと専門家の見解をもとに詳細に解説します。

バーキンの希少価値が10年で変化した驚きの推移

数字で見るバーキンの価値上昇率

過去10年間におけるバーキンの市場価値の推移は、多くの投資家を驚かせるものでした。2011年から2021年までの期間で、バーキンの平均価格は年率約14〜17%上昇し、S&P 500指数(約8%)や金(約4%)などの伝統的な投資対象を大幅に上回りました。

Baghunterの2016年の調査によれば、バーキンバッグは1980年代の発売以来、一度も価値が下落したことがなく、最も安定した投資対象の一つであると結論づけています。特に注目すべきは、2015年から2020年の5年間で、特定の希少モデルの価値が2倍以上になったケースも少なくないという事実です。

Knight Frankのラグジュアリー投資指数(Luxury Investment Index)では、希少なハンドバッグカテゴリが2010年代後半に最も高いパフォーマンスを示し、その中心にバーキンが位置していました。

 

経済危機に強いバーキンの回復力

2008年の世界金融危機や2020年のCOVID-19パンデミックなど、経済的混乱の時期にもバーキンの価値は驚くべき回復力を示しました。実際、パンデミック初期に一時的な落ち込みがあったものの、2020年後半から2021年にかけては、むしろ「安全資産」としての認識が高まり、特定モデルの価値は20〜30%上昇しました。

この現象は、不確実性の高い経済環境において、有形資産への投資傾向が強まることと関連しています。特に、生産数が限られ、品質が保証され、長期的な価値保持が期待できるバーキンは、そのような時期に特に魅力的な投資対象となります。

 

希少モデルの価格推移分析

バーキンの中でも特に価値上昇が顕著なのは、以下のカテゴリです:

  1. エキゾチックレザーモデル:クロコダイルやアリゲーターレザーを使用したバーキンは、2012年に平均約150,000ドルだったものが、2022年には300,000〜500,000ドル以上で取引されるようになりました。特に「ヒマラヤ」クロコダイルバーキンは、2017年に香港のオークションで380,000ドルで落札された記録を持ち、2022年には500,000ドル以上の価値があると評価されています。
  2. 限定カラーモデル:「ブルーパオン」「ローズサクラ」「ブルージーン」などの限定色や廃盤カラーのバーキンは、10年間で価値が3倍以上になったケースもあります。特に「ブルーパオン」は2012年の発売時に約10,000ドルだったものが、2022年には30,000〜40,000ドル以上で取引されています。
  3. ヴィンテージ・ファーストエディション:初期のバーキンモデル、特に1980年代後半から1990年代前半に製造されたモデルは、過去10年間で価値が5倍以上になったケースもあります。これは、その歴史的価値とオリジナルデザインへの回帰トレンドによるものです。
  4. 特別コラボレーションモデル:アーティストとのコラボレーションによるバーキン、例えば村上隆やジョージ・コンドとのコラボレーションモデルは、発売当初から既に定価の3〜5倍の価値を持ち、その後も価値が上昇し続けています。

デジタル時代におけるバーキンの希少価値の変化

ソーシャルメディアとインフルエンサーマーケティングの台頭により、バーキンの認知度と需要は過去10年間で劇的に拡大しました。特に中国、韓国、中東などの新興富裕層市場における需要増加は、全体的な市場価値を押し上げる要因となっています。

また、信頼性の高いオンライン中古プラットフォーム(Vestiaire Collective, The RealReal, Collector Square など)の成長により、バーキンの二次市場は以前より透明性と流動性が高まり、投資対象としての魅力を増しています。これらのプラットフォームは、価格の比較を容易にし、真贋鑑定サービスを提供することで、市場参加への障壁を下げています。

 

 

 

投資家が注目するバーキン市場の将来性と価値予測

市場専門家による5年後・10年後の価値予測

複数の高級品投資アドバイザーや市場分析レポートによると、バーキンの価値は今後5〜10年で以下のような推移が予測されています:

  1. 5年後(2028年)の予測
    • 標準的なレザーバーキン(30cm):年率約8〜12%の価値上昇
    • エキゾチックレザーバーキン:年率約15〜20%の価値上昇
    • 特に希少なモデル(限定色、ヴィンテージ、特別注文):年率20〜25%の価値上昇
  2. 10年後(2033年)の予測
    • 現在の標準的なバーキンは現在の2〜2.5倍の価値に
    • エキゾチックレザーモデルは現在の3〜4倍の価値に
    • 特に希少なモデルは現在の4〜5倍以上の価値に達する可能性

Knight Frank Wealth Reportによれば、ラグジュアリーバッグカテゴリは今後10年間も最も有望な「情熱投資」分野の一つであり続け、その中でもバーキンはトップパフォーマーとしての地位を維持すると予測されています。

 

供給制限の将来と市場価値への影響

エルメスは、ブランドの排他性と希少性を保つために、バーキンの生産数を意図的に制限する戦略を今後も維持すると見られています。実際、エルメスのCEOであるアクセル・デュマは複数のインタビューで、「エルメスの製品は希少であり続ける」と明言しています。

この供給制限戦略は、今後も需要が供給を大幅に上回る状況を維持し、市場価値の上昇を支える重要な要因となるでしょう。また、職人の育成には最低10年かかるため、生産能力の急激な拡大は物理的に不可能であり、これも供給の制限要因となります。

エルメスは最近、フランスに新しい製造施設を開設しましたが、これは需要に応じた生産拡大というよりも、品質と職人技術の維持・向上のためのものとされています。したがって、生産数の大幅な増加は今後も見込めないと予測されています。

 

環境的・社会的要因が市場に与える影響予測

サステナビリティへの意識の高まりは、バーキン市場にも影響を与えつつあります:

  1. エキゾチックレザーの規制強化:クロコダイルなどのエキゾチックレザーの使用に対する倫理的懸念と法規制の強化により、これらの素材を使用したバーキンの生産がさらに制限される可能性があります。これは既存のエキゾチックレザーバーキンの希少価値をさらに高める要因となるでしょう。
  2. サステナブルな素材への移行:エルメスは最近、キノコベースの「Sylvania」などの革新的な持続可能な素材の開発に投資しています。これらの新素材を使用したバーキンが将来登場すれば、コレクターアイテムとして高い価値を持つ可能性があります。
  3. サーキュラーエコノミーの台頭:リセールとアップサイクルの概念が高級ファッション市場に浸透するにつれ、ヴィンテージバーキンの価値はさらに高まると予測されています。また、バーキンのリペアサービスへの需要も増加し、長期的な価値保持が一層重視されるでしょう。

新興市場と投資傾向の変化

今後5〜10年間で、バーキン市場は以下のような変化が予測されています:

  1. アジア太平洋地域の需要拡大:中国の富裕層の成長に加え、インド、インドネシア、ベトナムなどの新興市場からの需要が急増すると予測されています。McKinsey & Companyのレポートによれば、2025年までに世界のラグジュアリー消費の約50%がアジア太平洋地域から生まれると予測されており、この傾向はバーキン市場にも当てはまります。
  2. 若年層投資家の参入:ミレニアル世代やZ世代の富裕層が投資ポートフォリオの一部としてバーキンに注目し始めています。彼らは伝統的な投資家と比べて、デジタルプラットフォームを活用し、より戦略的に市場に参入する傾向があります。また、彼らはSNSでの存在感も重視するため、特に視覚的にインパクトのあるバーキンモデルの価値が上昇すると予測されています。
  3. フラクショナル投資の拡大:高額なバーキンへの部分的所有権を提供する「フラクショナル投資」プラットフォームの成長により、より多くの投資家がバーキン市場に参入できるようになると予測されています。これにより、全体的な市場の流動性と透明性が高まる可能性があります。

 

 

将来価値を左右する具体的なバーキンモデル

投資家が注目すべき、将来的に特に高い価値上昇が期待されるバーキンモデルは以下の通りです:

  1. 小さいサイズのバーキン(特に25cm):ライフスタイルの変化と実用性の観点から、小さいサイズのバーキンへの需要は今後も増加すると予測されています。特に25cmサイズは、日常使いとフォーマルな場面の両方で使えるため、需要が高まり続けるでしょう。
  2. 限定的なカラーウェイ:「ブルーブリュム」「ヴェール・クリプト」「ローズメキシコ」などの最近導入された限定カラーは、将来的に高い価値を持つ可能性があります。特に、生産期間が短いシーズナルカラーは、廃盤後に価値が急上昇する傾向があります。
  3. テクニカルイノベーションモデル:「シャドウバーキン」や「フール・トゥ・バーキン」などの革新的なデザインアプローチを採用したモデルは、その独自性から将来的に高いコレクター価値を持つと予測されています。
  4. 特別なストーリーを持つモデル:エルメスの周年記念や特別なイベントに合わせて発表されるモデルは、その歴史的文脈から特別な価値を持つ可能性が高いです。

市場リスクと投資戦略

バーキン投資には以下のようなリスクと対策があります:

  1. マクロ経済リスク:世界的な経済後退や金融危機は一時的にバーキン市場に影響を与える可能性がありますが、歴史的に見れば、バーキンは経済危機後に迅速に価値を回復する傾向があります。長期的な投資視点を持つことが重要です。
  2. 偽造品リスク:技術の進歩により、偽造品の精巧さも増しています。信頼できる専門家による鑑定を受け、購入履歴や修理歴などの書類を揃えることが重要です。また、将来的にはブロックチェーン技術を活用した真贋証明システムの導入も期待されています。
  3. 市場トレンドの変化:ファッショントレンドの変化により、特定のモデルやカラーの人気が変動する可能性があります。このリスクを軽減するためには、複数の異なるバーキンモデルに分散投資することが推奨されます。
  4. 流動性リスク:バーキンはすぐに現金化できるとは限りません。特に高額なモデルは、適切な買い手を見つけるのに時間がかかる場合があります。このリスクを考慮し、投資ポートフォリオ全体におけるバーキンの割合を適切に設定することが重要です。

 

 

結論:バーキン投資の未来展望

エルメス バーキンは過去10年間で投資対象としての地位を確立し、その希少価値は年々高まり続けています。供給の厳格な制限、職人技術の維持、ブランド価値の一貫性など、エルメスの基本戦略は今後も変わらないと予測され、これはバーキンの長期的な価値上昇を支える重要な要因です。

新興市場からの需要増加、デジタル取引プラットフォームの発展、若年層投資家の参入など、市場拡大要因も多く存在します。一方で、サステナビリティへの移行やエキゾチックレザーの規制強化などの変化要因も、市場ダイナミクスに影響を与えるでしょう。

バーキン投資を検討する際は、単なる価格推移だけでなく、モデルの希少性、状態、付属品の完全性、カラーやサイズのトレンド、そして購入経路の信頼性など、多角的な視点から評価することが重要です。

長期的な視点で見れば、エルメス バーキンは引き続き「バッグ界の青いダイヤモンド」としての地位を維持し、情熱投資と資産形成の両面で魅力的な選択肢であり続けるでしょう。適切な知識と戦略を持って市場に参入することで、バーキンは伝統的な投資商品を上回るリターンをもたらす可能性を秘めています。

 

 

 

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