【三重 ブランド買取】プラダのナイロン素材の魅力を解説！

ナイロンバッグの歴史

プラダのナイロンバッグは、1970年代後半に誕生しました。それまでのプラダは革専門店として高い評価を得ており、創業数年でイタリア王室御用達になりました。

しかし、第二次世界大戦の影響を受けて革素材を入手することが困難になり、次第に革製品の需要が減りました。さらに、第二次世界大戦後にイタリアの王政が廃止されたことで、王室御用達の称号が失われ、ブランドの人気は低迷するのです。

この窮地を救ったのが、1978年に3代目のオーナー兼デザイナーに就任したミウッチャ・プラダです。彼女は「日常を贅沢に飾る」という新しいブランドコンセプトをもとに、今までにはないデザインと素材を用いたアイテムを作ります。その中でも、ナイロン素材「ポコノ」を採用したバッグは世界的に高い評価を受け、低迷していたブランドの人気も一気に復活したのです。

現在も、ナイロンバッグはプラダのメインアイテムとして多くの人々から愛され続けています。

ナイロン素材「ポコノ」の特徴

プラダ復活のきっかけとなったナイロン素材「ポコノ」は、シルクのような優しい肌触りと軽さが特徴です。テントやパラシュートなどのミリタリー用品に使用される素材ですので、撥水性や耐久性にも優れています。

高級ブランドとして名を馳せてきたプラダがナイロン素材を使用することには反対の意見もありました。しかし、そのデザイン性と機能性の高さが評価され、発売から数年でポコノシリーズは大ヒットし、「プラダといえばポコノ」といわれるまでになりました。

ポコノが爆発的な人気を得た要因の一つは、ミラノのファッションモデルの影響です。ポコノを素材としたバッグを日常的に愛用するファッションモデルたちの姿が世界中の女性の注目を集めたことから、一大ムーブメントが起きたといわれています。

「Re-Nylon（リナイロン）」の特徴

ポコノで高級ナイロンバッグの地位を築いたプラダは、2019年に新たなコレクションとして「Re-Nylon」を発表しました。Re-Nylon最大の特徴は、繊維廃棄物や漁網を再利用して製造した再生ナイロン素材「ECONYL（エコニール）」を使用している点です。ECONYL（エコニール）は製造過程において、石油の使用量や二酸化炭素の排出量を抑えていますので、地球環境にやさしいのが特徴です。

また、ECONYLは再生素材100％ながら従来のポコノと同等の品質を誇り、肌触りや機能性にも大きな差はありません。汚れがつきにくく、撥水性も高いため、日常使いに最適なバッグとして人気を集めました。

近年はファッション業界でも環境に配慮したものづくりが注目されています。そのため、高級感とエコの両方を兼ね備えたRe-Nylonは、サステナブルの観点からも高い評価を得ているコレクションです。

世界的な評価を受けているプラダのナイロンバッグは、高価買取が期待できます。特に、ショルダーバッグやトートバッグ、ビジネスバッグ、リュックサックなどは人気が高く、査定額が高額になる可能性があります。

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