【三重 時計買取】オメガでお馴染みのクロノメーターとは？

クロノメーターとは

クロノメーターとは、国際的認定機関であるスイス公認クロノメーター検定協会、通称COSC（Controle Official Suissedes Chronometres）が実施する検査に合格した時計のみに与えられる規格です。なお、スイス時計の信頼性を高めることを目的としていますので、クロノメーターの検査を受けられるのはスイス製の時計に限られます。

検査は個体ごとに行われる

検査は、モデル単位ではなく時計ごとに実施されますので、同じモデルでも検査を通過するものと通過できないものが出てくることも珍しくありません。検査を通過できる時計の数は全体の3％といわれていることから、基準の高さがうかがえます。無事に検査を通過できた時計には、個体ごとに証明書が発行される仕組みです。

主な検査内容

検査は、実際に使用しているシーンを想定し、3タイプの温度差がある環境と5タイプの姿勢で15日間、時計の精度を測定します。通常の時計の検査では、日差が±20秒以内であれば合格です。一方、クロノメーターの検査では、－4～＋6秒の範囲内が合格となります。合格するためには、設計や製造、組み立て、調整など様々な面で高い技術力が求められます。

クロノメーターの歴史について

クロノメーターの歴史は、1700年代に遡ります。当時は海運業が全盛期を迎えており、船の正確な位置情報を得るための方法として天測航法が発達しました。天測航法によって位置を求めるためには、正しい標準時を把握する必要がありましたので、時計技術も飛躍的に進化していきます。1735年に誕生した船舶用の時計「マリンクロノメーター」の量産化に伴い、品質を維持するための規格が考案され、検査を実施するようになったのがクロノメーター検定の始まりです。

腕時計の精度検定は、1870年代から行われるようになります。高精度の時計が続々と生み出されるのに伴って、市販時計に対する新たな検定基準が必要とされるようになりました。1951年には、一般時計の検定を行う「時計歩度公認検定局」が誕生しました。その後「スイス公認クロノメーター検定協会」へと組織が変わり、1976年に現在の規格が正式に制定されます。

クロノメーターの代表ブランド

代表的なブランドとしては、オメガやタグホイヤーなどが挙げられます。いずれも根強いファンがいることで知られ、世界中で愛され続けているブランドです。

オメガは20世紀前半に数多くの精度コンクールでの記録を樹立、金賞を受賞した経歴があり、高精度ムーブメントを備えた名作時計を生み出してきました。タグホイヤーもオメガに劣らない精度を誇り、近年は自社ムーブメントの開発に注力しながら数々の傑作を世に送り出しています。

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